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ひむか共和国の話題

97番目のカーブミラーの先の温泉

Posted on 2015-01-27

97番目のカーブミラーの先の温泉に行って、

帰り道、鹿10頭とタヌキ2匹、ピーターラビット1羽に会いました。
時々ムササビにも出会います。普通に美人にも出会います。
うそだと思ったら来てみてん。

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なんでこんげな名前をつけたとけ?
ちょっとやそっとじゃ、美人にゃならんわ。
これは悲しいけんどん、ホントの話。あっはっは〜。

夕方の日課であるウォーキング途中のフサちゃんとミフコちゃん、二人の美人に挟まれてピースサインで照れているのは、北九州から一年半前にここ延岡市上祝子に移り住んだ中原君。現在、『祝子川(ほうりがわ)温泉 美人の湯』の支配人をしている。

延岡市内から祝子川沿いに、くねくね曲がったカーブの多い道を40分もひたすらハンドルを切り続けなければたどり着かない上祝子(かみほうり)。最後のコンビニからカーブミラーの数を数えてみたが、とても正確には数え切れない。(誰かチャレンジしてみてください。くれぐれも安全運転で)
とにかく初めから正直に言っておきますが、上祝子というところはお世辞にもアクセス良好!などと言えるところではありません。細い道を運転して、対向車が来たら広いところまでくねくねにバックする技術か、相手がバックしてくれるまでニコニコし続ける愛嬌の良さと傲慢さがなければ行ってはいけない。同乗者は車に酔って突然「停めて!」と叫ぶかもしれない。落石注意の看板に落石がぶつかっていたりする光景を目の当たりにするかもしれない。突然の工事中で、40分待たされるかもしれない。でもね、そんな時は、エンジンを切って外へ出て、川のせせらぎと深い谷間の底から見上げる、あの狭い空の青さに心を吸われてみればいい。

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大崩山も祝子川渓谷も、最近人気の神さん山も、決して近くない。そう簡単にはたどり着けない、たどり着いてもそう簡単に制覇してしまえるような、いわゆるお立ち寄りスポットではない。何度も通って、通いつめても魅力は尽きなくて、そのうちに家を買って、ここで生きていくことになってしまった人が現にいるんです、ピース。
ほら、だから・・・
まだ上祝子に行ったことのない人がいたら、カーブミラーの数を数えながら、くねくねの細い道を運転してきてください。もうそれだけでもちょっとした冒険。退屈だった毎日とは全く違う緊張感につつまれて祝子川温泉に辿り着くでしょう。

そうして絶景の露天風呂に浸かり、体はぽかぽかなのに、冷たい風に頭の芯が冷やされる不思議な感覚を味わうといい。
あなたが男性なら、背筋がピンと伸びて何やら肩の辺りの筋肉がムキムキとしてきたような気がするでしょう。もしあなたが女性なら、髪はしなやかにツヤが出て、肌はツルツルきめ細やかになった事に驚くはず。どうしても美人になったとしか思えないまま風呂上がり、火照った体を冷ますために表に出てみると、ウォーキングの途中に立ち寄ったおばちゃん達に出会う。そして、やっぱり自分が美人であることを確信するんです。なんと幸せな温泉でしょう。

夕闇が迫る頃、いよいよまたあのくねくね道に挑戦する時です。でも安心してください、そんな時間にこんな所まで車を走らせて登ってくる物好きな人はそうはいませんから。対向車も気にせず、ただタヌキはどこか?ピーターラビットはまだか?と注意深く道路の先を見ていれば良い。調子にのって飛ばし過ぎるのは危険です。車とぶつかる前に、驚いて飛び出してきた鹿にぶつかる方が確率が高いのだから。
高くそびえた道の両側の山の間から見える星たちの瞬きに見守られながら、のんびり下界に戻っていけばいい。少し美人になった自分を慈しむように。

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この動物たちも、いつか中原くんのお腹に中に入ってしまうのかな?なんて・・・

上祝子でもすっかり猟師が減ってしまって鹿が増えすぎるなど、困った問題も・・・狩猟免許をとって動物たちを美味しくいただくのも山のバランスを保っていく上でいいことなのです。決して大根を狙っている訳ではありません。

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